日々、急速に進化し続けているIT業界。この業界をイメージした時に、真っ先に進化の速度を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。さまざまな技術が日々誕生し、エンジニアの職種は多様化しています。

これまで、エンジニアは専門性に特化した言語を有し、設計やプロジェクトマネジメントへキャリアを進めることが一般的とされていました。しかし近年では、「35歳プログラマー限界説」を覆すほど、定年近くでも活躍し続けるエンジニアが多くいます。このことから、現場では単に技術だけを重要視しているわけではないと言えます。

エンジニアに必要なスキルセットとしては、技術や知識がもちろん必須です。しかし、ビジネスで求められるスキルセットも大切。具体的には、コアスキルが挙げられます。職種が変わっても必要とされるスキルのことをコアスキルと言います。考える力や伝える力。どんなビジネスシーンでも必要とされる能力のことです。

コミュニケーションや論理的思考など、手を動かすスキル以外に該当するので一見必要性に欠けると思われがちですが、カスタマー対応や折衝、協働作業など、要所要所で大変重要な能力といえます。言語やフレームワークなどの開発環境といった専門知識はもちろん、コアスキルも兼ね揃えておくことで、自身の活躍の場を広げるチャンスを勝ち取れるでしょう。

IT業界には、Webサービス業界、インターネット・通信サービス業界、IT情報処理サービス業界、ソフトウェア業界、ハードウェア業界などこれだけの種類があります。IT業界で生き残るために、自身の能力の幅を広げることに注力する時間をつくるのもいいかもしれません。